ここに、暴動を起し人殺しをしてつながれていた暴徒の中に、バラバという者がいた。
そして、暴動と殺人とのかどで獄に投ぜられた者の方を、彼らの要求に応じてゆるしてやり、イエスの方は彼らに引き渡して、その意のままにまかせた。
ときに、バラバという評判の囚人がいた。
さて、祭のたびごとに、ピラトは人々が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやることにしていた。
群衆が押しかけてきて、いつものとおりにしてほしいと要求しはじめたので、